足抜き回りとはどんな運動?練習方法などまとめてご紹介します!

足抜き回り
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みなさん、足抜き回りという運動をご存知でしょうか?

 

足抜き回りとは鉄棒の種目の一つで、

子どもに鉄棒を教える上でもまず最初に習得しておきたい種目の一つでもあります。

 

例えば逆上がりを教えたいと思っていても、足抜き回りができていないと習得は難しいでしょう。

なぜなら、逆上がりは足抜き回りよりも複雑な動作をこなす必要があるからです。

 

もし子どもと一緒に逆上がりを練習したい!と考えている方は本記事を参考にしていただき、

まずは足抜き回りの習得から始めましょう。

そして前回り下り→逆上がりと段階を踏むのが理想です。

 

前回り下りの記事

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逆上がりの記事

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今後、色々な体育種目に取り組む上でも教えてあげて損はないですよ!

というわけで、今回は鉄棒による足抜き回りとはどんな運動か?練習方法などをご紹介したいと思います!

 

 

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足抜き回りとはどんな運動?動画を観て学ぼう!

まず足抜き回りとはどんな運動なのかについてご紹介します。

1.鉄棒をつかみぶら下がった状態になる

2.つかんだ手の間に足をかける

3.そのままクルンと後ろに回り着地する

動作としては上記の3点ができれば完成です。

 

もう少しわかりやすいように、動画(私)も一緒に観てみましょう!

 

 

動画では足を同時に上げていますが、

最初のうちは片足ずつ足をかけてから回っても良いです。

 

また、慣れてきたら足をかけずに行うとスムーズな回転になり、見栄えも良い足抜き回りになります。

 

 

足抜き回りによって得られる効果

足抜き回りで得られる効果は以下の3点。

1.身体を支える

2.握力が鍛えられる

3.回転感覚が身に付く

 

上記は子どもが今後体育種目に取り組む上でも重要な要素です。

足抜き回りという一つの種目でこれだけの効果が得られるのはすごいですよね!

よりみなさんに伝わるように、一つずつ説明させていただきます。

 

身体を支える

鉄棒にぶら下がった状態で身体を操作する運動なので、自分の体重を支えなければなりません。

足抜き回りができるようになると、

ある程度自分の体重による負荷に耐えられるようになり、鉄棒の他種目にも応用できるでしょう。

 

握力が鍛えられる

鉄棒をしっかり握ってぶら下がる足抜き回りは、

握る力が弱いと実践が難しいとも言えます。

足抜き回りの習得を目的とした練習を積み重ねれば、自然と握力もつくはずです。

 

もし子どもの握力に不安がある場合、ぶら下がるだけで行える運動遊びをたくさん取り入れてあげるのも手法の一つと言えます。

足抜き回りもその一種で、鉄棒に慣れながら握力が身に付くとても効果的な種目です。

 

回転感覚が身に付く

体重移動による回転感覚が身に付きます。

つまり、自分の身体を上手に操作して回れるようになるということです。

ただ回るという体験をするだけでなく、自分の力で回った!

これが意外と大事!

なぜなら、特に逆上がりのような種目は自分の力で回るという成功体験が必要だからです。

今後のためにもぜひ習得したい種目ですね!

 

また、回転しながら逆さになる感覚も身に付くので、普段の日常生活では得難い体験ができます。

足抜き回りだけで貴重な運動経験ができるのってすばらしいですよね!

 

 

足抜き回りを教えるなら何歳からが目安?

幼児期の子どもにも個人差があるので参考程度にしていただきたいのですが、

年少クラスの3,4歳、もしくは教えやすさで言えば年中クラスの4,5歳くらいからが目安です。

 

理由は、私が体育教室の講師をしていた頃の経験則から説明させていただきます。

 

年少クラスの3,4歳からでも実践可能ですが、

鉄棒を握る力が備わっておらず、回転感覚に慣れていないため回るのが怖い子が多いんです。

しかし逆に言えば、

鉄棒にぶら下がる運動遊びをたくさん行ったり、でんぐり返しのような運動を繰り返し行って回る感覚を十分に身に付けた上で実践すれば、3,4歳でも問題はないです。

 

4,5歳にもなれば運動能力はかなり向上しているはずなので、教えやすさという意味では理想ではあります。

 

重要なのは必要な動きを習得することなので、

3,4歳であればしっかりと段階的に必要な動きを身に付けられれば教えることが可能ですし、

4,5歳であれば握力や身体を操作する能力が身に付いてくる時期なので、運動能力が高く比較的教えやすいと言えます。

 

子どもの能力と相談しながら、3~5歳くらいを目安に実践しましょう!

 

 

足抜き回りの練習方法!段階的指導をご紹介!

それでは、足抜き回りの練習方法を段階的指導でご紹介します!

 

足抜き回りの動きを分解しますと、

1.ぶら下がる

2.回る

この2点です。

 

上記を踏まえて、段階的に教えられる運動遊びをご紹介します。

以下では5段階の運動遊びを用意しました。

一つずつ順番に実践してみてください。

 

1.おサルのぶら下がり競争

・お友達同士、もしくはお父さんお母さんと並んで鉄棒にぶら下がります

・どちらが長くぶら下がっていられるかを競います

※鉄棒を握る際は親指をしっかりかけて握るように教えてあげましょう。

 親指がかかっていないと手が滑り落ちてしまいます。

 

正しい握り方、握力が身に付きます。競い合いの心も芽生えて、心の成長にも効果的です。

 

2.ぶら下がりジャンケン

・鉄棒にぶら下がったまま足でグー、チョキ、パーをつくります

(グー・・・閉じる チョキ・・・前後に パー・・・開く)

・慣れてきたら保育者は手で、子どもは足でジャンケンゲームをしてみましょう

※ぶら下がって長く身体を支える力を身に付けてから実践しましょう。

 

ぶら下がった状態で身体を操作する能力が身に付きます。

 

3.おいもころがり

・マットや布団の上に寝転がります

・手と足をしっかり伸ばし、ゴロゴロと転がります

※頭がマットや布団から落ちて床にぶつけないように補助しましょう。

 

回転感覚が身に付きます。

 

4.でんぐり返し

でんぐり返しについてはでんぐり返しの教え方。効果的な段階的指導のコツまとめに詳しく書かれています。  

 

足抜き回りとは逆回転ですが、自ら回転する感覚を身に付ける上でも確実に必要な動きです。

 

5.人間足抜き回り

・立ったまま大人と両手をつなぎます

・子どもは大人の身体を足で登ります

・そのまま鉄棒で行う足抜き回りと同じように回りましょう

 

<登るのが難しい場合>

膝を曲げるなどして登りやすい環境をつくります(膝を地面について、低い位置で行うのも手法の一つです。)

 

<登れるが回るのが難しい場合>

足が上まで来たらお腹で子どものおしりを押してあげると回れます。(子どもによっては怖がる子もいるので様子をみながら実践しましょう)

 

この人間足抜き回りができてしまえば、鉄棒でも実践可能な能力が身に付いている証拠と言えます。

 

 

足抜き回りを実践する際の注意点!補助の方法は?

足抜き回りは注意点も必要な運動であることは十分理解しておくべきでしょう。

 

練習方法でご紹介した運動遊びの※の文に注意点を書きましたが、いざ足抜き回りを本格的に実践するとなると、

一番ありがちなのが手を放してしまうという点です。

 

足を鉄棒にかけてる最中に手が滑って落ちてしまうこともありますし、

回った後、恐怖心や回れた安ど感で気が緩み、手を放してしまうこともあります。

まず子どもに手を絶対離さないように声掛けしましょう。

 

補助の方法としては、

片方の手で子どもの手首を握り、もう片方は子どもが万が一落ちてしまったときのためにお腹に手を添えてあげてください。

子どもが安全に取り組めるように十分注意しましょう!

 

 

足抜き回りを習得して他種目にもチャレンジしよう!

足抜き回りには鉄棒に必要な動きがいくつも含まれていて、

習得すれば他種目にも活かせる運動です。

 

「これから子どもに鉄棒を挑戦させたい!」

と考えている方は、まずは足抜き回りの習得から目指すのがオススメです!

 

練習方法や注意点を理解し、子どもと一緒になって実践しましょう!

その時はぜひ本記事を参考にしていただけたら嬉しいです。

 

鉄棒の種目についてはまた随時更新していきたいと思います。

今回はこれくらいで!

 

 

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この記事を書いた人
かわきょん

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どうも、かわきょんです!
当ブログでは私が幼児体育の講師として働いた経験をもとに、運動や体育を中心とした子どもの成長に役立つ情報をお届けします。

運動全般、そしてマット・鉄棒・跳び箱といった体育種目を通して、子どもの成長に重要な「からだづくり」をみなさんと一緒に共有できたら嬉しいです。

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