「運動が得意な子」を想像した時、逆上がりができるかどうかを一つの目安にされる方は多いかと思います。
もちろん、一概に逆上がりができないから運動が苦手とは限りません。
逆上がりができなくても他のことが得意な子もいますし、私個人の意見としては焦って我が子に逆上がりを身に付けてもらうことを強要するのは間違いだと思います。
しかし、この記事をたどり着いた方はきっと、
「周りの子はほとんどできているのにウチの子はまだできない・・・。」
こんな悩みを抱えているのではないでしょうか。
「自分の子はいまだに逆上がりができなくて不安。何歳までにできるのが普通なのかな・・・。」
「できることなら我が子にも逆上がりを習得してほしい!」
そんな悩みを解決すべく本記事では、
逆上がりができるのは何歳からが目安か?練習するにあたって親としてやるべきことなど、幼児体育の講師を経験した私だからこそ語れる意見も交えてご紹介します。
逆上がりは何歳までにできるようになると良い?年齢の目安は?
結論から言いますと、逆上がりができるようになるのは何歳まででも良いと思います。
運動が得意な子であれば年少クラス(3~4歳)にはできる子もいますし、逆に小学校高学年になってようやくできるようになる子もいます。
ただ、私が体育講師として子どもに指導していた時、教える年齢の目安は決めていました。
それは何歳からかと言いますと、年長クラスになる5~6歳です。
理由としては、年長クラスになれば身体を引きつける力や蹴り上げる力、回転感覚といった運動能力がある程度育つ時期だからです。
そういった意味では、練習しはじめる時期として指導する側も教えやすく、理想的な年齢だと言えるでしょう。
もちろん、子どもの運動能力に応じてその子のレベルに合わせた指導をする必要があるので、あくまで目安です。
焦って、「年長クラスには逆上がりができるようになってほしい!」と鉄棒の練習を強要するのは間違いです!
それでは、以下の見出しをご覧ください。
逆上がりができなくても焦ってはいけない!親がやるべき2つのこと
もし、お子さんと同じ年齢の子がほぼ全員、逆上がりができる幼稚園や保育園、小学校だとしたら、相当運動に力を入れている所に通われているのだと思います
その場合、「みんなに置いて行かれないように早く逆上がりを教えてあげないと!」
と、焦る気持ちはわかりますが、グッとこらえましょう。
少し落ち着いて我が子を見つめなおしてください。
鉄棒への取り組みは子どものペースに合わせることも重要です!
1.まずは鉄棒好きになろう!
まずは鉄棒で遊ぶのが好きになることが理想です。
なぜなら、好きになればそれだけ意欲的に鉄棒に取り組むので、結果的に逆上がりの習得につながるからです。
逆に、好きでもない鉄棒を強要されたら、果たして子どもは鉄棒が楽しいと感じるでしょうか?
楽しくないことに子どもは意欲的な取り組みは絶対にしませんよね。
むしろ、鉄棒が嫌いになってますます取り組みに消極的になってはもったいないです。
また、子どもはおそらく逆上がりという運動に少なからず恐怖心を抱いている可能性があります。
怖いことにむりやり取り組む子はいません。
鉄棒が好きになって、ようやく恐怖心と向き合うことができるのです。
なので、親としてやるべきことはお子さんが鉄棒好きになるのを待つことです。
もちろんただ待つだけではなく、きっかけづくりをしてあげると良いでしょう。
2.鉄棒が好きになるきっかけづくり
鉄棒が好きになるきっかけは、周りの友達、園や学校の先生、授業など様々だと思います。
しかし、現時点でお子さんが鉄棒に興味を示さないのであれば、お父さんお母さんがきっかけをつくってあげましょう。
例えば、公園でお子さんと一緒に鉄棒で遊ぶとします。
その時、大げさかなと思うくらい褒めてあげましょう。
褒められて嬉しいと感じればますます鉄棒で遊ぶことが好きになるかもしれませんよ!
あとは、お子さんの前で「これできるかな?」とお手本を見せたりするのも良いかもしれません。
「自分もやってみたい!」と思えば鉄棒に取り組む良いきっかけになります。
逆上がり習得につながる簡単な運動からはじめてみるのも良いですね。
逆上がりの教え方。幼児も必ずできる秘策はここにあり!では逆上がりの教え方についてまとめてあります。
良かったら、お子さんと鉄棒で一緒に遊ぶ際の参考にしてみてください。
もし逆上がりの練習に取り組むなら
鉄棒で遊ぶのが好きになって、そろそろ逆上がりの練習にも取り組みたいと考える場合、お子さんが鉄棒でどんなことができるのかを確認しておくことが重要。
なぜなら、逆上がりは複雑な動作をいくつもこなしてようやく完成する、子どもにとっては難易度が高い種目だからです。
逆上がりより比較的簡単な種目ができないことには、習得も難しいでしょう。
逆上がりの前に習得しておきたい種目
逆上がりの練習の前に、まずは以下の種目を実践してみてください。
簡単なことから少しずつステップアップしていきましょう!
足抜き回り
鉄棒にぶら下がり、手と手の間に足をかけて回る種目です。
足抜き回りの練習方法についてはこちらの足抜き回りとはどんな運動?練習方法などまとめてご紹介します!を参考にしてみてください。
応用のしりぬき回りという種目についても足抜き回り~しりぬき回りを実践!教え方などをご紹介!でご紹介しています。
足抜き回りができたら挑戦してみましょう。
前回り下り
鉄棒にツバメの姿勢で登り、前に回って下りる種目です。
前回り下りができない、コツを知りたいという方は以下の記事を良かったらご参考に!
逆上がりは何歳までにできるのが目安?親がするべきことのまとめ
逆上がりの練習を始める目安は年長クラスの5~6歳です。
しかし、運動能力には個人差もあるので、もっと早くできる子もいれば遅い子もいます。
周りの子がほとんどできるからといって、何歳までにというのは気にする必要はありません。
一番気をつけなければいけないのは、焦って逆上がりの練習を強要してしまうことです。
親としてまずは、子どもが楽しいと感じて意欲的になるように見守りときっかけづくりをしてあげることが重要です。
鉄棒が好きになってくれたら、逆上がりの習得を目標に親子で練習しましょう!
お子さんのレベルに合わせて足抜き回りや前回り下りからはじめて、焦らずゆっくり練習してみてください。
最後に、逆上がりの練習をするにあたって以下の記事を良かったら参考にしてみてください。
逆上がりでタオルを使った練習は効果的!ただしそれだけでは・・・
以上です。ご覧いただきありがとうございました。
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