「タオルを使ったらあっという間に逆上がりができるって話を聞くけど本当なの?」
「逆上がりの練習にタオルを使うと良いって聞くけど、実際どうやってやるの?」
逆上がりの習得に励んでいる我が子のために、タオルを使った練習方法にたどり着くお父さんお母さんは多いのではないでしょうか。
逆上がり成功の近道になるのであれば、当然試してみたいですよね。
実際、私が体育講師をしていた時も、よく子どもたちの練習に取り入れていました。
結論から言いますと、タオルを使った逆上がりの練習は非常に効果的です。
ただし、私の考えとしてはタオルを使ったからと言って逆上がりが確実に習得できるわけではありません。
なぜなら、タオルを使った練習だけで、逆上がりに必要な動作全てを身に付けることは難しいからです。
それはいったいどういった意味なのか?
今回の記事でご紹介する内容はこちら!
・タオルを使った逆上がりの練習方法 ・タオルを使った逆上がりの練習はなぜ効果的なのか? ・タオルを使った練習だけでは・・・? |
本記事を読めば、タオルを使った逆上がりの練習方法を正しいねらいを持って実践できるようになりますよ!
逆上がりでタオルを使った練習方法
それでは、実際にタオルを使った逆上がりの練習方法をご紹介していきます。
まず、鉄棒の高さは子どものお腹くらいの高さで実践しましょう。
あまり高い鉄棒だとうまく身体を固定できないので、正しい高さで実践することが重要です。
1.タオルを腰に回して鉄棒かける
2.鉄棒にしっかり巻き付けて握る
3.逆上がりの形と手順をしっかり意識して挑戦すると、あら不思議!
動画のように、タオルが腰を支えてくれるのでクルっと回ることができます。
意外と簡単ですね!
このように、タオルを使うと身体が鉄棒から離れないため難なく回転することができます。
それでは、タオルを使って身体を固定するこの練習には、どんなねらいがあるのでしょうか?
以下ではこの練習によって得られる効果についてご紹介していきます。
なぜタオルを使った練習が効果的なの?
タオルを使った逆上がりの練習は、身体が鉄棒から常に離れない状態になります。
なので、簡単に逆上がりができるという成功体験を得られるのが最大のメリット!
逆上がりでつまずくポイントは主に3つあります。
1.腕を曲げて身体を引き寄せられない 2.上手な蹴り上げができない 3.「回る」感覚がわからない |
タオルを使えば、上記の3つのつまずきを改善できる可能性があるのです。
それでは、1つずつ解説をしていきたいと思います。
1.腕を曲げて身体を引き寄せられないを克服
何度もしつこいですが、タオルで固定すれば身体は常に離れない状態になります。
なので、腕も常に曲がっているので簡単に逆上がりができるのです。
実際にタオルをはずして逆上がりに挑戦した時も、
「タオルの時は腕が曲がっていたよね!」
「タオルをつけてた時みたいに胸が離れないようにやってごらん!」
と声掛けすれば、子どもはそれを思い出して実践します。
結果的に逆上がりのコツをつかむきっかけになるのです。
この声掛けは、タオルを使って成功体験が得られるからこそ効果を発揮するため、自分でできた!という経験がとても重要になります。
2.上手な蹴り上げができるようになる
タオルを使った逆上がりの練習は、どこに向かって蹴れば回れたのか?を理解し、逆上がりができた!という成功感覚を養うことができます。
本来、逆上がりは自分の頭の後ろを目標に蹴り上げる必要があるのですが、
蹴り上げがうまくいかない子は、前に蹴ってしまう、鉄棒の上で止まってしまうといった特徴があります。
それらをクリアしてくれるのがタオルを使った練習なのです!
タオルを使って回ることができれば、その時は頭の後ろまで蹴り上げることができています。
なので、タオルをはずした時でも蹴り上げの感覚を思い出せるように、
「タオルなしでも同じだよ!」
「頭の後ろまで蹴ってごらん!」
と、声掛けをしてみましょう。
すると、子どもはどこまで蹴れば回れるのかをもう知っているので、早ければすぐに成功する子もいます。
蹴り上げの感覚をつかむためにも、タオルを使った練習は非常に効果的です。
3.回る感覚をつかむことができる
逆上がりができない子は、逆さ感覚に慣れていないというのも一つの原因です。
そのため、回るという感覚がわからず、なかなかコツをつかむことができません。
タオルを使った逆上がりの練習は、ほぼ自分の力で回ることができます。
なので、何度も繰り返すことで成功体験を養い、逆さになることに慣れて回転感覚をつかむことができるのです。
タオルを使った練習で回る感覚をつかむことは、逆上がりのコツをつかみ、成功の近道になる期待ができます。
実際、腕をしっかり曲げて蹴り上げも上手なのにできない子は、タオルを使った練習であっという間に成功する子が多かったです。
タオルを使った練習だけでは足りない?
はい、正直足りません!
タオルを使った練習だけではどうしても身に付けられない動作は必ず出てくると思います。
タオルを使っても逆上がりができない場合は、下記4つのポイントをもう一度確認してみましょう。
1.逆上がりの最初の形は正しいか? 2.鉄棒の高さは適正か? 3.腕はしっかり曲がっているか?(最重要ポイント!) 4.上手な蹴り上げはできているか? |
特に腕がしっかり曲がっているかは最重要ポイントです。
回る感覚、逆さになる恐怖心はタオルを使った練習で改善できると思います。
しかし、特に3と4のポイントは1つずつ改善していく方が習得の近道になる場合があります。
詳しくは逆上がりの教え方。幼児も必ずできる秘策はここにあり!でまとめてあるので、良かったら参考にしてみてください。
逆上がりでタオルを使った練習まとめ
タオルを使った逆上がりは、自ら逆上がりができるという成功体験を養うのに非常に効果的です。
特に回転感覚、逆さになる恐怖心を改善するにはとても良い練習方法と言えます。
しかし、タオルを使ったからといってすぐに逆上がりができるわけではありません。
タオルを使ってもできない場合は、腕を曲げる、上手な蹴り上げができているかを今一度確認し、別の練習方法も検討しましょう。
逆上がりの教え方。幼児も必ずできる秘策はここにあり!にまとめてある逆上がりの教え方も良かったら参考にしてみてしてみてください。
余談ではありますが、逆上がり専用の補助具もあります。
タオルでも十分だとは思いますが、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
本記事が、タオルを使った練習方法を検討しているお父さんお母さんの参考になれば嬉しいです。
お子さんが少しでも早く逆上がりのコツをつかめるように祈っています。
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