運動が苦手な子供は何が原因?親がやるべきことまとめ。

子どもの成長
スポンサーリンク

「ウチの子、なんで運動が苦手なんだろう?」

「鉄棒や跳び箱も苦手で、走るのも遅いんだよね・・・。」

「本当はたくさん運動して、運動神経が良くなってほしい!」

年々子供たちの運動能力低下が懸念される世の中ですが、運動が苦手な子って何が原因なのでしょう?

私が幼児体育の講師として働いていた頃、教室に入会してくれた子の中にも当然運動が苦手な子がいました。

たしかに授業料を払って教室に入会すれば、運動が好きになって苦手だったことも得意になる可能性はあります。

その子の性格や運動能力に合わせて指導をしますから。

 

ただ、私はこう思います。

運動が苦手なのであれば、まず先に親として何をしてあげられるかを考えるべきです。

その選択肢の一つが「教室に通う」ならそれもアリだとは思います。

しかし、運動が苦手な現代の子供たちは、

正直なところ親の育て方が大きく関わっていると私は考えています。

 

体育教室やサッカー教室など、スポーツを始めることを否定しているわけではありません。

その前に、子育てする上で親が一緒に運動に取り組む大切さを理解するべきではないでしょうか。

 

 

いきなりダラダラと私の意見を語ってしまいましたが、本記事の内容はこちらです。

・運動が苦手な子供は何が原因?

・運動が苦手な子供のために親がやるべきこと

 

運動が苦手なお子さんのために、親として何をしてあげられるかを一緒に考えましょう!

という気持ちを込めた今回の記事です。

あくまで私の意見ではありますが、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

スポンサーリンク

運動が苦手な子は何が原因?

 

あなたのお子さんはなぜ運動が苦手なのでしょうか?

それを考えた上で、親としてなにができるかを考えてみましょう。

以下では私が考察した運動が苦手になり得る原因を3つ挙げてみました。

 

そもそも運動が嫌い

苦手なのではなく、嫌いです。

これの場合、何か運動好きになる取り組みをしてあげる必要があります。

 

運動好きな子に育つには、親の力なくしては成し得ません。

親子で楽しく遊ぶだけでも構わないと思います。

 

鉄棒や跳び箱が苦手なのであれば、家でも練習できる方法はあります。

本サイトの別記事で紹介しているので、以下の記事を良かったら参考にしてみてください。

逆上がりの練習は自宅でもできる?親子で行える練習方法まとめ

跳び箱の練習は家でもできるって本当?跳び箱ないのにどうやって?

 

とにかく、お子さんが「運動って楽しい!」と感じてくれる取り組みをしてみましょう。

 

ただし、注意点もあります。

運動が好きになる取り組みと、スポーツができる子にしようとする取り組みは少しちがいます。

スポーツを頑張ってもらおうと厳しい指導をするのは、運動嫌いのきっかけになる可能性もあります。

なぜなら、楽しくないからです。

 

できない自分を責めたり、恥ずかしく感じたり、周りの子と比べられたり、

スポーツに取り組むことを否定はしませんが、お子さんの置かれている状況を理解してあげるべきです。

スポーツに本気で取り組むのであれば、

運動が大好きになって様々なことに興味をもってからでも遅くはないと思います。

まずは、運動をしないと得られない体験をたくさんさせてあげましょう!

 

運動をしない遊びが普及している

運動が苦手な現代っ子の特徴ともいえますね。

これは遊び場自体の減少も原因の一つと考えられます。

なので、親がこの現状をしっかり受け止めておく必要があるのだと思います。

 

運動をしないで、どのような遊びで子供たちは過ごしているのか。

2つほど挙げてみました。

あなたのお子さんにも当てはまるか、確認してみてください。

 

YouTube

パッと思いつくのはYouTubeです。

今のお父さんお母さんは、「子供が静かになるから」といった理由で、

我が子にタブレットを持たせてYouTubeを延々と観せている光景をよく目にします。

 

YouTubeを観ることは否定しませんが、お子さんがそれに依存してはいませんか?

 

運動とは少し話がそれますが、

私の上司の話では現代の子はYouTubeの短い動画を何本も視聴する習慣があるため、

1時間あるテレビ番組を全部観きれないそうです。

何本も観ることで変化を与えてくれるYouTubeとはちがい、テレビ番組は1時間同じ人物が映り続けますからね・・・。

この真相は私も聞いた話なので定かではないですが、少なくとも「あーなるほどな」と個人的には思いました。

 

もし、「あ、やばいかも」と感じたら、YouTubeを観る時間を少し削ってでもお子さんと運動や

遊びに取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

公園にいるのになぜかゲーム

私が妻とよく買い物に出かけるスーパーの近くには公園があります。

公園なので休日も子供たちがたくさんいるのですが、

公園にいるのにも関わらずなぜかゲームをして遊んでいるのです。

 

いや、正直「うわー楽しそう!」と思って見ているのですが(私もゲーム好きなので)、

よく考えてみると、本来公園で外遊びをする時間をゲームに使っているということですよね。

遊び疲れたなー・・・よし、ゲームするか!という感じなのでしょうか。

 

これもゲームを否定しているわけではなく、どこに行ってもゲームができるという環境が運動を苦手にしてしまう原因なのかと。

ゲームは友達の輪を広げるツールのような役割もあるのだと思いますが、

せっかくみんなで集まって外遊びができる環境なのに、

ゲームに時間を割くのは結構もったいないなと感じました。

 

これはもう、今の環境ではしょうがないことなのかもしれません。

ただ、親として何をしてあげられるかは考えられると思います。

休日に家族サービスの時間をつくって、一緒に遊ぶ。

その後帰ったら親子でも友達同士でもいいですが、ゲームの時間を与えてあげれば良いではありませんか!

・・・熱くなってしまいましたが、あくまでも一例なので参考程度に聞き流していただきたいのです(汗

ただ、何度もいいます。大事なのは親が子に何をしてあげられるかです。

 

親が運動神経を良くする方法を知らない

運動神経を良くする取り組みをしようと考えることは、お子さんの運動が苦手を克服するきっかけにもなると思います。

なぜなら、運動神経を良くするには色々な運動に楽しく挑戦する必要があるためです。

運動神経が良くなれば、苦手だった運動も少しずつ楽しくなると思います。

運動神経について子供の運動神経を良くするには?ゴールデンエイジが伸ばす鍵!で詳しく紹介しています。

お時間あればぜひ本記事とあわせて読んでみてほしいです。

 

 

運動が苦手な子供に親がやるべきこと

 

これまでは運動が苦手になり得る原因について書かせていただきました。

なんとなく親として、何をしてあげよう?とか、こんな取り組みをしよう!とか、

考えてあげられそうですか?

以下では、私がこれだけはお父さんお母さんに押さえておいてほしいと思う、

親としてやるべきことをご紹介していきます。

 

親子で運動に取り組む

これはさっきからチラチラと書かせていただいてますね。

鉄板ではありますが、公園に足を運び親子で遊ぶのが良いと思います。

鉄棒やアスレチック、かっけこやボール遊び、色々なことに取り組んでみてほしいです。

 

親子で運動に取り組む重要性について少し語らせていただきます。

運動する環境は、たしかに幼稚園や学校に行けば、友達との関わりや体育の授業で与えられるかもしれません。

しかし、だからといって誰もが運動の輪に入れるとは限らないです。

特に、その子の運動に対する苦手意識が変わらないことには何も始まらないと思います。

 

現時点でお子さんが運動嫌い、もしくは苦手だと理解しているのでしたら、

お父さんお母さんの力が必要なのです!

 

子供をたくさん褒める

先ほど、運動好きになる取り組みとスポーツ指導は少しちがうという話をしました。

そう、厳しく指導しても子供は伸びません。

どんな些細なことでもたくさん褒めてあげることが最重要だと私は考えます。

 

ここからちょっとだけ、私の体験談を語らせてください。

 

<かわきょんの体験談>

私、実はサッカー教室も講師をしていまして(サッカー経験者でした)、

私がもった年中クラスの子たちが練習試合でぼろ負けしたという経験が過去にありました。

その時、ある保護者にこのようなことを言われたんですね。

「先生、勝たなきゃ意味ないですよ。勝負ですから」・・・と。

幼児期は運動能力に個人差もあるし、負けたことに対してどうこう言う時期ではないことを伝えたのですが、

その保護者はどうも納得したような表情ではありませんでした。

その一年後、当時チーム内では上手な方だったその保護者のお子さんは、教室を退会しました。

真相はわかりませんが、親の意向で退会したのでしょうか・・・。

ちなみに数か月してまた私の教室に戻ってきてくれました(笑)

 

 

何が言いたいのかといいますと、親が勝ち負けにこだわってスポーツする場を子供から遠ざけてはいけないということです。

試合だって負けたとしても、

「負けちゃったけどあのドリブル良かったね!」「次はこうしたらきっと勝てるから、練習がんばろうね!」

と、声をかけてあげれば、負けて悔しい気持ちも次は頑張ろうと思う気持ちも両方経験できると思います。

 

話はだいぶ長くなりましたが、褒められると子供は嬉しいです!

嬉しいから褒められたことを大事にして、もっと褒められたいからまた頑張るのです。

正直、怒られて伸びる子は稀だと思います。

親子で運動に取り組む際の参考にしてみてください。

 

新しいことに挑戦する

子供は正直飽きっぽいです(笑)

なので、色々な運動に取り組むのも苦手を克服するポイントだと思います。

 

例えば、鉄棒に力を入れる時期があったとして、間にボール遊びにも挑戦するなどして、

子供が飽きないように遊ぶのも重要なのです。

 

新しいことに挑戦するにもメリットがあります。

先ほど少し書きましたが、色々な運動をすれば運動神経が良くなることにもつながります。

 

それだけでなく、お子さんにとって様々な体験をするとこは新しい発見があります。

身体の動かし方を知ったり、自分が本当に好きなことを見つけたり。

新しいことに取り組むことは、子供の成長に不可欠なのだと思います。

 

 

運動が苦手な子供に親がやるべきことまとめ

長々とお付き合いいただきありがとうございます。

まとめますと、運動が苦手を克服するにはお父さんお母さんの協力が絶対必要だということ。

運動好きになる取り組み、現代の遊びが運動から離れていることへの理解、運動神経をよくする仕組み、

これらを親が意識してあげられると最高ですね!

 

その上で、親がやるべきことは以下の通りです。

・親子で運動に取り組む

・我が子をたくさん褒める

・新しいことに挑戦する

 

最重要なのは褒めてあげること!

我が子の成長のために、楽しく運動に取り組んでみてください。

 

子育ては本当に大変ですが、この記事にたどり着いたあなたはそれだけ真剣なのだと思います。

本記事がお子さんの成長に役立つことを願っています。

 

 

関連記事

子供の運動神経を良くするには?ゴールデンエイジが伸ばす鍵!

 

この記事を書いた人
かわきょん

※詳しいプロフィールとサイトについては名前リンクをクリック!

どうも、かわきょんです!
当ブログでは私が幼児体育の講師として働いた経験をもとに、運動や体育を中心とした子どもの成長に役立つ情報をお届けします。

運動全般、そしてマット・鉄棒・跳び箱といった体育種目を通して、子どもの成長に重要な「からだづくり」をみなさんと一緒に共有できたら嬉しいです。

かわきょんをフォローする
スポンサーリンク
子どもの成長運動
シェアする
かわきょんをフォローする
hibi-tore

コメント

タイトルとURLをコピーしました