「ウチの子運動神経があまり良くなくて、少し心配なのよ・・・。」
「運動に積極的な子に育ってほしいから、運動神経を良くする方法はないかな?」
「我が子に将来はプロサッカー選手になってほしい!」
我が子に運動神経が良くなってほしい!
子をもつお父さんお母さんにとっては当然の願いですよね。
子供の運動神経が良くなって活発な子に育てば、
友達が増えたり、丈夫な体づくりができたり、家にいるだけでは成し得ない様々な発見があります。
良いことづくしですね!
今回の記事のテーマは子供の運動神経を良くするには?ですが、結論から言います。
運動神経は子供の過ごし方、親の育て方が重要です。
なので、お父さんお母さんは運動神経を伸ばす仕組みを知っておきたいですね!
本記事でご紹介する内容は2つ。
1.運動神経とはなんぞや? 2.運動神経を伸ばすならゴールデンエイジが重要 |
我が子の明るい未来を願うお父さんお母さん、ぜひ最後まで読んでいただきたいです。
本記事を読んで、運動神経について知りましょう!
運動神経とは?
運動神経って何?と聞かれると、言葉で説明するのは意外と難しいですよね。
ネットで調べても体のメカニズムやらなんやら、専門的なことが多いですから(汗
私もこの記事を書くまでは、正確には説明できなかったと思います。
というわけで、みなさんに伝わるように運動神経について調査し、まとめてみました。
なるべく噛み砕いて、わかりやすくお伝えできるように努めます。
運動神経の仕組み
実は、運動神経という言葉はありますが、運動神経という神経は存在しません。
というのも、運動神経とは運動に必要な動作を脳~筋肉に伝える神経回路のことを指すからです。
正確には脳→脊髄→末梢神経→筋肉ですね。
この運動神経(神経回路)は、様々な経験をすることでパワーアップします。
例えば、サッカーも野球もやっている子がいるとしたら、
・蹴る動作の運動神経(神経回路)
・投げる動作の運動神経(神経回路)
少なくとも上記2つの動作による運動神経(神経回路)がつくられます。
つまり、 運動神経とは動作による神経回路のことで、1つの運動に固執せず色々な経験によって増えていきます。
その動作の種類が多いほど運動神経が良い子に育つということです。
その証拠に、プロサッカー選手は昔野球も経験していたという方が多いようです。
Jリーグの公式サイトでは中々興味深いことが書かれていました。
もしJリーグがなかったら?という質問に選手たちが答える企画です。
「野球かサッカーか」で悩んだ選手たちが多数
最も多かったのは、「プロ野球選手」という答えでした。その理由として、小さい頃に実際に野球もやっていたという選手が多く、「サッカーか、野球か」の選択を迫られた過去があったと言います。
出典元:Jリーグ.jp
昔は野球とサッカーで迷ったという方が多かったそうです。
絶対とは言えませんが、野球にもサッカーにも力を入れた結果がプロへの道を切り開いたのかもしれませんね。
このように運動神経の仕組みを見ていただくと、子供の過ごし方や親としての育て方の重要性がわかるのではないでしょうか。
家で過ごすのが多い子はなかなか運動神経がよくなることはありません。
また、「サッカー選手になってほしいから!」
といってサッカーばかりやらせても、運動神経が育つとは限りません。
プロサッカー選手は様々な経験をして運動神経を育て、それらをサッカーに活かしています。
何か一つに固執するのではなく、色々な経験をして運動神経をパワーアップさせましょう!
運動神経と遺伝の関係
「自分が運動音痴だったから、きっとウチの子も遺伝で運動神経が悪いんだ・・・。」
と、思いがちですが、
結論から言いますと、運動神経の良い・悪いは遺伝ではありません。
例えば足が速い・遅いは骨格や筋肉の質によって多少遺伝が関係します。
しかし、それもトレーニング次第で大差はなくなります。
遺伝は練習やトレーニングに大きく関係しているのです。
詳しくは子供の足が遅い原因を徹底考察!走りが速い子との違いは?で説明しているので、よかったら参考にしてみてください。
オリンピック選手や野球選手の親御さんも必ず元プロだったか?
といったら違いますよね。
意外と一般の方が多いです。
何度も言いますが、運動神経は子供の過ごし方と親の育て方が大事!
遺伝は関係ありません。
それを理解していただくために、次ではゴールデンエイジについてお話させていただきます。
運動神経を伸ばすならゴールデンエイジが重要
子供の運動神経を良くする重要な鍵を握るゴールデンエイジとは、
子供の運動神経が最も発達する時期のことを言います。
また、人間の運動神経が良くなるのは、ゴールデンエイジ終期の12歳~14歳までと言われています。
なので、この機会を逃してしまうのは非常にもったいないです。
お子さんの運動神経を良くするなら、このチャンスを必ずものにしましょう!
ゴールデンエイジと呼ばれる時期は3つに分けられています。
多少個人差があるのであくまで目安として受け取っていただきたいです。
1.プレゴールデンエイジ 約3歳~約8歳 2.ゴールデンエイジ 約8歳~約11歳 3.ポストゴールデンエイジ 約11歳~約14歳 |
この中で最も重要視されるのが幼少期のプレゴールデンエイジです。
なぜかと言いますと、人間の運動神経は8歳には80%形成されるからだそうです。
ちなみに個人差はありますが、12歳には大人と同じ100%に達すると言われています。
以下では、私が考えるゴールデンエイジの理想の過ごし方をまとめてみました。
かわきょんが考える!プレゴールデンエイジの過ごし方(約3歳~8歳)
最も重要と言われるプレゴールデンエイジでは、様々な外遊びを経験するのが良いと思います。
鬼ごっこや缶蹴り、砂場遊びや自転車。
思いついた外遊びを楽しく行うことが重要。
とにかく、運動好きになることが理想の過ごし方と考えています。
この時期に色々な経験をして運動に必要な動作を身に付けてしまえば、
ゴールデンエイジをむかえた時には、未経験のスポーツでも動作を見るだけで、真似して実行できるかと思います。
かわきょんが考える!ゴールデンエイジの過ごし方(約8歳~11歳)
ゴールデンエイジは吸収力が一番高い時期です。
プレゴールデンエイジの過ごし方次第では、どんなスポーツをやらせても難なくこなすことができるでしょう。
たくさん運動をするのはもちろん、競技性のあるものに積極的にチャレンジするのが理想かと思います。
わかりやすいのはサッカーや野球、ドッジボールも理想の競技。
競技性のあるスポーツは、走る・蹴る・捕る・投げる・跳ぶ・バランスなど様々な運動要素が組み込まれています。
なので、スポーツを通して運動神経のバリエーションを存分に増やすことができます。
複数のスポーツに挑戦すれば、ポストゴールデンエイジには子供が気に入ったスポーツが見つかるかもしれませんね!
かわきょんが考える!ポストゴールデンエイジの過ごし方(約11歳~14歳)
小学校高学年~中学生になるポストゴールデンエイジでは、すでに大人と同じ運動神経が形成されつつあります。
身体の成長に応じて運動神経とのバランスが多少崩れ、思った動作ができないこともあるかもしれません。
しかし、筋力や心肺機能の向上が著しい時期でもあります。
なので、軽い筋トレや走ることに力を入れるのが理想と考えます。
お子さんが気に入ったスポーツがあれば、それに特化して練習に取り組むのも良いかもしれません。
高校生になって最高のパフォーマンスを表現するために、身体をつくる準備期間と考えましょう!
子供の運動神経を良くする方法まとめ
運動神経は正しくは脳→脊髄→末梢神経→筋肉へと動作を伝える神経回路のことを言います。
運動神経が良い子は、この脳~筋肉へ伝える動作が多い子の事を指します。
なので、何か一つに固執せず様々な運動やスポーツを経験させてあげて、運動神経のバリエーションを増やしてあげましょう!
運動神経はゴールデンエイジの過ごし方が大きく関わっています。
特に幼少期であるプレゴールデンエイジの過ごし方が重要です。
この時期に様々な外遊びを経験し、運動に必要な動作を身に付けましょう。
ゴールデンエイジをむかえた頃にはどんな運動も難なくこなす子に育つかもしれませんよ!
可能な限り動作を吸収し、運動能力を高めましょう。
そして、ポストゴールデンエイジで身体づくりをすれば、高校生になる頃にはスポーツにおいて最高のパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか。
運動神経は子供の過ごし方でほぼ決まります。
だからといって、子供に何かを強要してはいけません。
なぜなら、子供は好きでなければ取り組まないからです。
そこはお父さんお母さんの手腕の見せ所だと思います。
幼少期は特に、親がいてこその子です。
一緒に公園に足を運び、鉄棒やボール遊び、自転車の練習、やることはたくさんあります。
運動神経を伸ばす第一歩の取り組みは、我が子と過ごす時間をどう使うかで決まるのです。
子供の過ごし方、親の育て方が運動神経を良くすることにつながること、伝わりましたでしょうか。
いや、みなさんもうお気づきなのだと思います。
だからこそ本記事にたどり着いたのですよね。
この記事が、少しでもみなさんのお役に立てばうれしいです。
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