子育てにお悩みのみなさん、「運動遊び」とはどんなものかご存じですか?
おそらくこの記事にたどり着いたみなさんは、子育てに運動遊びを取り入れようと考えている、もしくは体育教室などの入会を検討し、子どもが運動できる場を求めいるのではないでしょうか。
運動遊びはその名の通り「運動」と「遊び」が融合したもので、幼児期の成長を促す非常に効果的な取り組みです。
我が子の成長を真剣に考えた結果、運動遊びにたどり着いた方は必見です。
本記事を読んでいただき、幼児期における運動遊びの効果について知っておきましょう!
きっと、我が子の成長の手助けになるはずです。
運動遊びとは?
マット運動・跳び箱・鉄棒といった体操種目や、縄跳びやボール遊びといった操作種目も運動遊びと呼ばれます。
からだを使って楽しく運動できれば、1人や2人、またはそれ以上で遊ぶことも運動遊びです。
幼児期は神経系の発達が著しく、運動で刺激を与えることが成長したのちの運動能力に関係してくるとも言われています。
運動が得意な子に成長するかどうかは、幼児期のうちにどれだけ運動遊びに取り組んだかで決まると言っても過言ではないでしょう。
運動遊びに取り組む目的
そもそも運動遊びとは一体どんな取り組みなのでしょうか?
運動遊びとは、「遊び」を通して楽しく「運動」をすることです。
ただからだを動かすことだけが運動遊びというわけではなく、「運動」の中に「遊び」を加えることで子どもが楽しく運動に取り組むことを指します。
例えば鉄棒にぶら下がる運動を実践するとして、運動に興味がない子はただぶら下がるだけでは楽しく取り組めません。
そこで、「おサルさんに変身してぶら下がってみよう!」などと動物に例えるだけでも子どもは楽しくなります。
運動遊びは、運動に対して楽しく取り組めるように工夫をし、運動好きな子に育てるのが最大の目的となります。
幼児期の成長を手助けする運動遊びの効果
幼児期における運動遊びの効果は、「からだ・心・知性」の成長を促してくれます。
からだづくり
体力や運動能力が向上し、健康的なからだをつくります。
・持久力のある疲れにくい身体 ・からだを自由に操作する能力 ・バランス感覚 ・骨や筋肉を丈夫にし、ケガしにくい身体
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このように、からだづくりをする上で運動遊びは様々な効果が期待できます。
心の成長
運動遊びによって健康的な心に育ち、運動以外の物事に対する意欲や積極性が養えます。
特に、運動遊びを通して「できた!」という体験は子どもをますますやる気にさせ、運動が楽しいと思えるきっかけになるでしょう。
また、運動遊びはストレスを発散し、忍耐力をつけて強い心を育てることができます。
知性の成長
知性と言われると少し難しいかもしれませんが、ここでは判断能力・創造性・社会性といった能力のことを指します。
判断能力を養い、素早い行動や予測、自らの身を守る反射神経などが身に付きます。
また、子どもたちが自ら遊びをつくったり、遊びのルールを変えたりして、形だけにとらわれない豊かな創造力を育むことができます。
さらに、運動遊びによってたくさんの友達と関わることで、ルールを学び、相手への思いやり、コミュニケーション能力や協調性といった社会性を養う効果があります。
運動好きな子へ育つきっかけづくりをしよう!
幼児期における運動遊びは効果的だとわかっていても、子どもが運動に興味を持っていないとなかなか取り組みも難しいです。
なので、まずは子どもが運動に対する興味や関心を持つことが重要です。
周りの大人が運動遊びに取り組むきっかけづくりをしてあげましょう。
例えば、幼稚園または近くの施設で体育教室があれば見学してみると良いです。
教室で子どもたちが楽しそうに運動しているのを見たら、自分の子も興味をもつかもしれません。
もちろん体育教室への入会は十分検討すると良いですが、運動好きになるきっかけにはなるかもしれませんよ!
体育教室でなくとも、公園にある鉄棒で遊んでみたり、家でクルリとでんぐり返しをしてみたり、運動する場を設けてあげるのも良いですね。
親子で活動することは子どもとのふれあいの時間も長くなりますし、楽しければたくさん取り組むかと思います。
ただ、まずは子どもを褒めてあげてください。
体育教室に通うにしても、教室の講師も最初は褒めることに重点を置くはずです。
なぜかといいますと、褒められた方が子どもは楽しいからです。
楽しくなければ子どもは意欲的に取り組みませんし、続きません。
もっと言いますと、褒める声掛けをする際にも
・どこが良いのか ・どんな所がすごいのか |
ここまで意識して声掛けしてあげられると最高です。
かけっこをしている子どもには「速いね!」と一言だけではなく、
「腕をいっぱい振っていてかっこいいね!だからこんなに速いんだ!」
といった感じで、「速いね!」にプラスして良い部分を褒めてあげましょう。
そうすることで、子どもは褒められた良い部分を大事にしますし、褒められたいからこれからも続けようとしてくれます。
運動遊びに興味や関心を持つきっかけづくりとして、一緒に運動するときはたくさん褒めてあげましょう!
幼児期における運動遊びは効果絶大!まずはきっかけづくりを!
幼児期に運動遊びを行うことは、今後成長したのちの運動能力に関係します。
もし子育てに運動遊びを取り入れようと考えているようでしたら、ほぼメリットしかないので早めに実践してみてはいかがでしょうか。
運動遊びの目的は「遊び」を通して「運動」をすること!
ただ運動をこなすだけでは子どもは楽しくできません。
楽しく運動できるように、大人が工夫をして提供してあげることが重要です。
運動遊びの効果は「からだ・心・知性」に分けて様々な成長が期待できます。
ちなみに、文部科学省の幼児期運動指針でも詳しく書いてあるので参考にしてみてください。
文部科学省 幼児期運動指針
幼児期運動指針:文部科学省
運動遊びに取り組むにあたって、まずは子どもが運動に意欲的になることが大切です。
焦って運動好きにさせようとする必要はないと思います。
子どもと一緒にたくさん褒めてあげながら少しずつ取り組み、運動に対して積極的になるのを待つと良いでしょう。
参考に、運動遊びを幼児と室内で行うアイデア【年齢別3選】では室内で行う運動遊びについて書かれているので良かったら読んでみてください。
以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
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